創作料理の店 蔵よしブログ蔵よしオヤジのレポート

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漆喰職人のワザに感動!蔵の修復 07:35
壁が崩れて見窄らしい写真ですが、同じような土蔵をお持ちの方の参考になればと思い、恥ずかしながら写真を公開します。

創作料理の店 蔵よし の店舗は、江戸時代の土蔵です。
天保16年頃(弘化2年:1845年)、敷地内に7軒の蔵を所有する造り酒屋さんの蔵でした。)

客室として使用している大きな蔵の南側に、厨房の一部として使っている少し小さな蔵があります。昨年、その小さな蔵の南側にあった農業資材会社の巨大な倉庫が解体されて、市役所側の通りから、漆喰の剥げた土壁が丸見えになりました。暫く見ない間にまさかここまで崩れていたとは・・・。

先々月、近所の土蔵を漆喰で修復していた職人さんをたまたま見かけ、土壁が崩れた私どもの蔵を見て頂いたところ、何とか修復は可能とのことでした。

昭和55年の開店以来、これまでも何度か漆喰部分の修理をしたことがありますが、壁の内部が土のため崩れやすく、漆喰がすぐに剥がれてしまうという失敗を何度も経験しましたので、ここまで崩れたものを直せるとは正直思いませんでした。しかし、写真のようにあまりにも無残な状態のため、これ以上朽ちる前に修復をお願いすることにしました。

この仕事を引き受けてくれたのは、高橋さんという黒石在住の左官職人で、高橋さん自ら編出した特殊な工法で施工していただきました。
工事に入ると、漆喰と土壁の間に空洞あるために壁がどんどん剥がれ落ちて、当初よりさらに面積が大きくなってしまいした。結局は、ほとんどの漆喰部分を新しくしなければならず、大変な仕事になってしまったようです。

以下、写真参照。
修復前の南側土壁 yajirusi
修復後の南側土壁




修復前の南側土壁
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修復後の南側土壁





修復前、東側土壁
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修復後、東側土壁


店舗横と正面




kura-higashi
そして、連日3〜4人の職人で、約10日後、江戸時代の土蔵が新築のような綺麗な漆喰壁になりました。長年の風雪風雨で、崩れて角が消えた部分も、見事に蘇ったのです。

今回の修復費用ですが、全ての部分を漆喰で施工して頂いたにも係わらず、思ったよりも大幅に安くしていただきました。
「損得よりも、ウチの若い職人に蔵の修復という経験をさせてもらっただけでも有り難い」という高橋さん。

「一旦手を掛けると、自分が納得いくまでトコトンやってしまう」という、この仕事に誇りを持ってらっしゃるTさんの職人魂とお人柄にも感動しました。


もし、土蔵の修復や漆喰工事など考えている方がいらっしゃいましたら、高橋さんに相談されてみては如何でしょうか?



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